言葉遊びと生命科学 -Result 2-

 JST(国立研究開発法人 日本科学振興機構)という個人的には日本の研究者の一番の敵だと思っている組織(こんなこと実名で行ったら日本の科学会から排除されちゃいますねw)の中にCRDS(研究開発センター)というグループがあります。このCDRSのトップは有機化学の分野でノーベル賞をとった野依良治先生です。野衣先生が「ほえ~」と管理人が感じることを書いていたので、それを基に今回は書いていこうと思います。


 元ネタはこれです(野依良治の視点(20)高級ブランド科学誌への信仰https://www.jst.go.jp/crds/about/director-general-room/index.html)。管理人が理解した限りでは、この記事のメッセージは「最近の科学って、研究結果をインパクトがあるように見せようとして、非科学的な大げさな単語を使ったり、とにかく注目をあつめることを最優先してるよね。それって科学なの?」。管理人はこの意見に賛成です。例えば、文科省の科研費の大型予算(新学術領域など)の採択課題を見ていても「革新的」や「ネオ(次の、次世代の)」という単語が並んでいます。管理人はこれを「言葉遊び」と呼んでいます。


 言葉の遊びの最たる例として「合成生物学(synthetic biology)」があると思います。合成生物学については別の記事で書こうと思いますが、「えっ!それってどこが合成生物学なの?」と思うことが少なくありません。中身は既存の遺伝子工学や進化分子工学、タンパク質工学と一緒で名前を変えただけじゃないのか、と。合成生物学やシステムズバイオロジーという学問領域自体、かなり新しい領域(概念)なので、明確な定義がないことも言葉遊びを助長していると思いますが、やはり新しい単語を使うと人目を惹きやすく、さらにその分野に詳しくない企業や審査員を誤解させる(騙す)ことは容易になるようです。


 長くなったので、続きはまた今度。読んでくださりありがとうございました。

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